工房猫のあかちゃんとあおいちゃんは、約9年間の間、自由に外出できる環境で暮らしていました。
赤城工房時代のあかちゃんとあおいちゃん
トカゲやネズミ、マムシや鳩などの手土産を持って工房に帰ってくる日々の中、日中はどこで何をしているのか、いつ帰ってくるのかわからない気ままな暮らしぶりでありました。毎日外に出してあげる時には「今日も無事に帰ってきますように」とお祈りしながら。
赤城工房時代の松土さんとあおいちゃん
この子達は自由な暮らしが大好きだから、行動を支配してはいけないと思ってはいたものの、少しでも帰りが遅いと心配で胸が苦しくて、やっぱり出さない方がよかったと後悔したり落ち込んだり、飼い主としては精神的に辛い部分もありました。寿命が縮みそうなこともたまにはありました。
そんな工房猫たちも4月の引越しに伴い、まったく知らない場所で暮らすことになりました。
土地勘のない場所で今まで通りに外出させたら迷子になるのは目に見えていますからかわいそうではありましたけど、仕方なく初めての室内暮らしが始まりました。
今までとはまったく違う暮らしにストレスが溜まらないかな、閉じ込めではかわいそうだよねと、この子達が少しでも今まで通り外の空気を吸って、土や草の上を歩けるようにしてあげたいと思って、毎日お散歩をしています。
天気や気温次第では中止になることもありますが、日が落ちるちょっと前のたそがれ時に2匹を連れて外に出ています。
何かトラブルがあってうちの外に出てしまった時に、家の周りのこと知っていたら慌てないだろうし、家に入るドアを知っていたら帰って来る可能性大ですから。避難訓練でもあるお散歩です。